2023年12月28日、参議院委員の大塚耕平氏にお声がけいただき、ママの笑顔で家庭を支え、社会を支えている私たち『家事代行・ベビーシッター業』が目指すビジョン『優しい未来づくり』についてお話しさせていただきました。
私の経歴からお話しさせていただき、家事代行とベビーシッターを始めた経緯や、名古屋市の犬の殺処分0という目標に向かい行った行動と結果から得た学びと勇気。両足を失った母の生活の苦難など、1時間では足りないほどお話しは尽きることはありませんでした。
私たちはひとりとして生活をしていない人はいないということ。
幸せになるために自分で決めた人と結婚して、幸せになるためにこどもを授かったはずなのに、不安な日々を送るのはなぜか。
私たち人間は支え合うことではこれまで存在してきたということ。人はひとりでは生きられないということを、もっと自然に受け止め、互いを許容し、自分を赦し愛してほしい。笑っていることは、生まれてきた喜びであってほしい。
私たち大人が、こども達にそう教えてあげるためにも、自分から笑顔の日々を送ってほしいと心から願います。
そんな思いの中、私たちが自助共助でなく、公助として行政にお願いしたのは、行政のサービスを受ける権利を奪わないでほしいということです。
名古屋市の産前産後ヘルプ事業では、駐車場がご用意していただけない場合、予算の都合もあって私たちはお伺いすることはできません。
介護事業がベースになっているのでそのまま転用されており、警察庁認可の路上駐車証明書が発行されないにも関わらず、コインパーキングの利用も平等性に欠けるという理由で禁止されています。
家庭に駐車場がない利用者には、利用したくても選択できないというのが実状です。
自治体事業は平たく交通費・駐車場代の支給はございません。
豊田市では、行政主導で民間に協力を求め、店舗の空き駐車場などお借りしています。
名古屋市ではそのような動きはなく、民間企業である私たちリズメリットが企業や店舗、個人宅にご協力を依頼し、駐車場のない産前産後ママのご自宅に訪問している状況です。
駐車場のない家への産前産後ヘルプ事業のご訪問はお断りするしかないこの状況に、選択肢が増えることを切に願います。